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「労災保険後遺障害診断書作成手引きVol.1紹介1」を続けます。
新日本法規交通事故損害賠償必携資料編(交通事故必携)の「後遺障害(等級)認定基準」の部分の出典が明らかにされていなかったので、ネットで色々検索した結果、表記
財団法人労災保険センター発行「
労災保険後遺障害診断書作成手引きVol.1」(以下、手引きVol.1と言います)を発見して購入してその記述を比較したところ、殆ど同じ記述になっており、これが出典かと推測しました。
○しかし、この手引きVol.1の「推薦のことば」に、障害補償給付等の請求に必要な医師の診断書作成に当たり、障害に係る医学的所見や検査結果等の記載方法が分かりづらいとの多くの医師の声に応えるべく「
今般、整形外科領域について診断書の記載方法や留意点を解説した初めての書籍が、財団法人労災保険医療センターから刊行されました。本書の刊行は,社団法人医師会としても大変意義のあることと考えております。」と記載されており、「
初めての書籍」とのことです。
○とすると交通事故必携の「後遺障害(等級)認定基準」の部分の出典は、この書籍ではなく,交通事故必携を良く見ると、障害等級認定基準(労災関係)昭和50年9月30日基発第565号と記載されており、ネットで「障害等級認定基準(労災関係)昭和50年9月30日基発第565号」のキーワードで調べると、ズバリそのもののページは見つけられませんでしたが、その後の改正された一部の内容は掲載されています。これは、
各都道府県労働基準局長あて労働省労働基準局長通知とのことです。
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