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小松亀一法律事務所は、「男女問題」に熱心に取り組む法律事務所です。

養育費・認知

日弁連作成”養育費・婚姻費用新算定表マニュアル”紹介1

○日弁連両性の平等に関する委員会編集で日本加除出版株式会社発行の「養育費・婚姻費用新算定表マニュアル」を平成29年10月初版第2刷を購入していましたが、殆ど読んでおらず、中身も不明でした(^^;)。はしがきによれば、現在当然の如く利用されている平成15年判例タイムズに発表された現行算定方式・算定表について、当事者から「どうしてこんなに養育費が少ないのか」と言う疑問の声に耳を傾け、子供の利益最優先に考慮して作成したものとのことで、相当、養育費金額がアップしているようです。まず、現行算定表と比較します。


現行算定表養育費・子一人表(0~14歳)


新算定表養育費・子一人(0~5歳)


給与収入
夫500万円、妻175万円の場合、現行算定表では4万円ですが、新算定表では8万円で2倍の開きがあり、
夫800万円、妻300万円の場合、現行算定表では6万円ですが、新算定表では12万円で2倍の開きがあります。

養育費を請求する側は、新算定表を使った方がズッと有利ですが、どうしてこれだけ差があるのか徐々に勉強していきます。