○畏敬する
谷沢永一先生は、
「男の勲章」と言う文章の中で、「
男にとって最大の課題は、女房をどのように満足させるかということです。そのためには、万事について欲の深い女性は最初から敬遠すべきでしょう。その最初の見定めが、勝負を決します。」と述べてます。
○しかし、結婚に至る過程での恋愛と言う一種の精神異常状態の最大の症状は判断能力の低下であり、その結果、上記の「万事について欲の深い女性」を情熱的・意欲的で素晴らしい人間と誤信して選んでしまう場合も多いと思われます。
○このように「万事について欲の深い女性」を選んでしまうと結婚後は大変です。このような女性は、自己評価欲求が強くいつも自分に注目してちやほやして貰うことが当然と思っております。従って顔色を伺って機嫌取りを継続する大きな努力が必要です。
○しかし一般的には男性は結婚する前の恋愛期間中は、相手の気持ちを掴むため懸命の機嫌取りの努力をしますが、結婚して目的を達してしまうと緊張感が無くなり、機嫌取りの努力も怠るようになります。恋愛は、今後どうなるか判らない不安定感と緊張感があって成り立つもので結婚で安定したと思われる地位を得、緊張感を失うと恋愛感情も急速に失われるからです。
○私が繰り返し強調している
「家庭学校論」は、家庭とは、夫婦、子供がお互いに入れ替わり立ち替わり、教師、教材、生徒に変化して、お互いに「顔色をうかがって機嫌取り」を繰り返して最終的には人間を学んでいく学校であると言うものです。
○人間の自己評価欲求は根源的欲求であり、この欲求が強くて「万事について欲の深い女性」は、極めて人間的とも評価すべき女性であり、人間的という意味で、家庭という学校での教材としては、極めて難しい教材ですが、それだけ教育効果の高い、素晴らしい教材とも言えます。
○このように考えると「万事について欲の深い」要求の厳しい妻は、扱いは大変ですが、教材としては価値の高いものであり、このような女性を、うまく機嫌取りをして、最終的にコントロールできるようになれば家庭という学校で優秀な成績を収めることが出来、人間洞察力が得られるようになります。
○要求の強い妻を選んでしまったら、このような妻は、自分を高めてくれる存在であると考え直し、いっそうの機嫌取りに精進することも必要です。
言うは易く行うは難しの典型ですが(^^;)。