○私は、
「結婚は、50%の確率で失敗する?」を持論としています。
離婚大国アメリカでは結婚した夫婦の半分は離婚すると言われています。しかし、その客観的データを見たことはありません。人口1000人当たりの離婚件数は4.19とのデータは
社会実情データ図録での
世界62カ国の離婚率に掲載されているとおりですが。
○日本でも単年度で見れば結婚した夫婦に対する離婚した夫婦の割合は確か
平成14年当たりで40%近くなっていたようですが、全体での統計は見たことがありません。私は、離婚至る率は20%程度と見ていますが、その結婚が離婚に至らずとも、成功・失敗の判断基準は、この世におさらばするときの配偶者に対する思いにあると考えています。
○その思いですが、「
今度生まれてくるときも、やはり貴方のそばがいい」とお互いに思っておさらばする夫婦は最高の夫婦と言えます。夫婦の心の絆を「お互いに死ぬまで」ここまで高めたまま維持できる夫婦は先ず居ないでしょう。
○そこまで行かずとも「貴方と一緒に楽しい人生を過ごすことが出来ました。有り難う。」とお互い心から感謝しておさらば出来れば、これも素晴らしい夫婦です。相手に対する感謝の気持ちを死ぬまで維持し合うことが出来れば立派な夫婦です。
○次に、「貴方と一緒の人生は、余り楽しいものではありませんでしたが、何とか添い遂げられました。縁があったら又会いましょう。」程度に思われ、心からの感謝の念は持たれずとも、ひどい人生だったと怨まれることなくおさらばされる場合は、普通の夫婦で失敗とは評価しません。
○これに対し、「貴方と一緒の人生は、ひどい人生だった。現世では、何とか一緒に居たが、
今度生まれてくるときは、貴方とだけは一緒になりたくない。」と思われておさらばされた場合、この夫婦は結婚失敗例です。相手に対し自分への感謝の気持ちを持たせることが出来なかったと言う意味で失敗です。
○私は、この「
今度生まれてくるときは、貴方とだけは一緒になりたくない」と思われる夫婦が半分以上占めていると推測しています。私の言う
「結婚は、50%の確率で失敗する?」の持論は、「
今度生まれてくるときは、貴方とだけは一緒になりたくない」と思われる夫婦が50%あるという意味です。
○折角、何かの縁で一緒になったのに、この世におさらばするとき「ひどい人生だった。
今度生まれてくるときは、貴方とだけは一緒になりたくない。」と思われないように努力するのが夫婦と思っています(この話題後日に続けます)。