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小松亀一法律事務所は、「男女問題」に熱心に取り組む法律事務所です。

結婚

産後鬱病10人に1人が発症−出産後宇宙人説確認2

○「産後鬱病10人に1人が発症−出産後宇宙人説確認」での「宇宙人」と言う記述に対し、妊娠・出産経験のある女性から、以下の内容で、デリカシーに欠けると厳しいお叱りのメールを頂きました。「宇宙人」と言う表現に不快感を感じた全女性の方々には心よりお詫び申し上げます。
産後うつ病のことで書かれていますが、初めての我が子、命を守って育てようとする母親は程度の差はあっても産後は神経過敏になり疲弊するような気がします。
育てやすく?よく眠り穏やかな赤ちゃんもいれば、産まれたときのトラブルや気質で眠りが浅かったり、泣きが強かったりすると心配でなおのこと精神的にいつの間にか疲れていくのです。私はそんなときは夫が心から「何をしたらよいか」と聞いてくれたりするだけで妻の気持ちは救われるのではないかと思うのです。
多くがうつ病、妊、産婦が宇宙人なんて解釈されたら悲しいです。もっとデリケートなものなのです。
お互い夫婦で思いやれるハートを幼いときからしっかり育んでいくことが夫婦生活の様々な壁を乗り越えて信頼関係を築ける基礎だと思うのです。
どちらか一方だけが必死に頑張っても家庭という木は育ちません。
○仰ること、誠にごもっともです。自分では、目に見えない形での他人に対する気遣いは、人の何倍も努力しているつもりです。ところが、残念なことに周囲の方々からはなかなかその気遣いの努力を評価して頂けず、言いたい放題、やりたい放題で、他人に対する気遣いなど、全く意に介さない人間と誤解されております(^^)。どうやら、その誤解の原因は、デリカシーに欠ける言葉遣いにあるようです。

○男女問題に関する講演を何度かしたことがありますが、あるとき、「家庭戦場論への発展」に記載したように、夫婦関係は、お互いにコントロールし、コントロールされ合う関係であるとの趣旨の話しをしたら、会場に居た女性にこの「コントロール」との言葉に強く反発されたことがあります。表現が、余りに直截(ちょくせつ)的過ぎて、正にデリカシーに欠ける例の一つでしょう。私のキャッチフレーズの一つに「愚直」即ち愚かで素直との気性がありますが、この「愚直」さ故、いつまで経ってもうだつが上がらず商売繁盛には縁遠い生活をしております(^^)。

○「宇宙人」と言えば有名人はなんと言っても鳩山前首相です。ご本人は「宇宙人」と呼ばれることをどのように思っていたか知りませんが、一般の方、特に女性が出産直後の苦しい時期を「宇宙人」なんて表現されたら、カチンと来るのは当然だと、前記メールで痛感させられました。私自身としては、鳩山前首相を「宇宙人」と評価する如き意味−おそらく訳の分からんことを平気で言う−で、出産後の女性を「宇宙人」と表現したのではありませんでしたが。