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小松亀一法律事務所は、「男女問題」に熱心に取り組む法律事務所です。

不倫問題

夫がかまってくれない寂しさでの不倫−気持を取戻せすには?

「夫がかまってくれない寂しさでの不倫のつけ」についての最終回です。妻Aさんは、夫Bさんの「涙を流しながら、たとえ不倫があっても決して責めず、全て許すので、どうか本当のことを言って欲しい」との言葉を信じて10年以上前のCさんとの不倫経過を全て告白し、夫Bさんから強く離婚を要求されています。

○これに対しAさんの相談内容は以下の通りです。
今は、不倫相手と男女関係は完全に切っており、夫と離婚したくない。また2人の子供達も独立している。自分も職業を持ち、安定した収入を得ているが、今後、再婚相手を見つける自信もなく、今更1人になるのは寂しいので、何とか夫とやり直したいと思っているが、どのようにしたらよいか。

○要するにこのような状況で妻Aさんが、夫Bさんの気持を取り戻すにはどうしたらよいかということが、最終的な相談内容でした。男女問題については、時にこのように法律的な評価についての相談ではなく、離れた相手の気持ちを取り戻すにはどうしたらよいかと、真剣に相談される方が居ます。

○せっぱ詰まった状況で、ご本人は本当に真剣な気持で相談に来ますので、「そんなこと、弁護士へ相談してもどうにもなりません。」とズバリ、無下に応対するのは気の毒であり、私なりにお答えしますが、先ずは法律専門家ですから、法律的評価をお答えします。これまで説明してきた夫婦間の損害賠償問題、消滅時効問題、離婚に伴う慰謝料・財産分与問題等をご説明します。

○その上で夫Bさんの気持について以下のように私なりに分析して見せます。
Bさんは、過去10年前までに溯ってまでAさんの行動に拘ると言うことはAさんへの強い関心があり、強い愛情があったと言えないわけではありません。しかしズバリ申し上げると、それはAさん自身への愛情と言うよりは、Bさん自身のプライドを傷つけられたことについて、自己愛の強さ故の拘りのように感じます。

○そのようなBさんの気持を取り戻すことは、大変困難なことであり、Aさんがひたすら努力するしかありません。残念ながら他人に聞いてもその効果的な方法は見いだせません。男は、女に裏切られても、その女を愛し一緒に添い遂げたい気持がある場合、「俺の負けだよ。戻っておくれ。」(北島三郎「あじさい情話」の一節)とプライドを捨ててすがります。

○一度離れた人間の気持は他からの圧力では決して動かず、いかなる理由をつけ弁解をしても、離れた気持が益々堅固になるだけであり、ただひたすらBさんにすがり続けるしかありませんが、Aさんの今後の人生にとってBさんがそれだけの価値があるかどうかはもう一度冷静に考えた方がよいでしょうねと締めくくりました。