○後記、結婚生活中、セックス回数が少なすぎたとして、妻から夫に対する約108万円の慰謝料請求が認められたとのニュースには、ホントの話し?、フランス版エイプリルフールでは?、と当初は疑問を感じてしまいました)。
○疑問の第1は、少なすぎるという事実はどのように立証したのかと言う点です。妻から少なすぎると主張されたら、夫は、通常、いや、普通に任務をこなしていた或いは妻の方が拒んだのだと主張して事実関係を争うと思ったからです。夫は「
疲労や健康上の問題などを理由に挙げました。」との記述からは、少なすぎるとの事実関係は争いがなかったのかも知れません。
○疑問の第2は、「少なすぎる」とは、少しはあったとの意味もありますので、如何なる頻度が「少なすぎる」と評価されたのかという点です。21年の結婚生活で、果たして、何回あったのか、興味あるところですが、この一番肝腎のことがこの報道には記述されていません(^^)。
○男性向け避妊具の大手メーカーDurex社による後記
世界各国のセックス頻度と性生活満足度(41カ国)では、フランスのセックス頻度は、年120回で、それでも性生活の満足度は38%のようです。年120回というと3日1回になりますが、日本の結婚後、10年以上経た夫婦の感覚では、驚異的と感じられるのではとも思います。と言うのは、同調査での日本の結果は、年45回で満足度は24%と相当低いからです。また後記の通り、日本の夫婦の3分の1はセックスレスとの報告もあります。だとすると、日本国内には、”セックス回数が少なすぎる”して慰謝料請求される予備軍の夫が大量に存在するような気がします(^^)。
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「セックス回数が少なすぎる」妻が訴え、夫に損害賠償の支払い命令…フランス
2011年09月07日12時16分提供:らばQ
日本の夫婦の3分の1以上が性交渉を持たず、頻度も世界最下位であることが実態調査から明らかとなっています。(参照 1 2 )
フランスと言えば「愛の国」と言われるほど、情愛に満ちた文化で知られていますが、元妻が「夫の性交渉が少なすぎる」と訴訟を起こし、元夫に約100万円の支払い命令が下されたとのことです。
フランスの男性(51歳)に対して、元妻(47歳)への充分な性交渉が行われなかったとの理由で、1万ユーロ(約108万円)の損害賠償金を支払うように命じられました。
裁判官は、フランスの民法第215条に制定されている「夫婦はお互いに人生を共有し合うことに同意する」を引き合いにし、性交渉も結婚生活の一部であると判断したようです。
2年半前に妻が離婚の申し立てをしたときの理由は「寝室でのアクティビティが欠乏している」と言うもので、そのときは離婚が認められただけでした。
しかしその後、21年間の結婚生活で性生活が欠乏していたことから、1万ユーロの損害賠償を求めて再訴訟しました。
元夫は、疲労や健康上の問題などを理由に挙げましたが、妻側の主張が全面的に通った判定となったようです。
フランスでも珍しい判決のようですが、日本ではかなりの夫婦が当てはまりそうなだけに、セックスレスの値段というのを考える時代なのかもしれません。
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日本の夫婦、3分の1以上がセックスレス=調査
2008年 11月 13日 07:20 JST
[東京 12日 ロイター] 日本では夫婦の3分の1以上が、性交渉を持たない「セックスレス」の状態となっていることが明らかになった。その多くは、疲れ過ぎや面倒くさいことが理由という。社団法人日本家族計画協会の北村邦夫氏が12日に明らかにした。
それによると、性交渉を少なくとも1カ月持っていないという夫婦の割合は、今年の調査では約37%。この数字は2004年には32%だった。
同氏がロイターの電話取材で語ったところでは、男性の4分の1が仕事での疲れ過ぎを理由に挙げている一方、女性の19%はセックスを面倒だとしている。
調査は49歳までの結婚している男性647人・女性821人を対象に実施。北村氏は、ワークライフバランスの問題だと指摘しており、個人的にすべて解決できることではないため、会社経営者がなんらかの対策を打つ必要があるとの考えを示した。
今回の調査結果は、来年に厚生労働省へ報告される予定になっている。