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asahi.comから気になる男女問題ニュース2題です。
私は、結婚の目的は「明るく楽しい老後をむかえること」にあると鶴亀通信等で繰り返し述べておりますが、この目的達成は現実には相当厳しいと感じております。
asahi.comから飛び込んできた以下の2つのニュースは、
老後の夫との同居に妻は寒さを感じ死亡確率も2倍とのことで、いずれも老後は妻にとって夫は厄介者と感じる例が多いことを如実に表しています。
○我々弁護士の場合、いつから老後と考えるべきか難しいところですが、子供が巣立った後とすれば、私の場合、早ければ10年後にはやってきます。10年後は65歳ですが、妻に厄介者と思われない夫になるためには何が必要かと言うとおそらく家事の自立と思われます。身辺の世話は妻にやって貰って当然との考えを是正すべきでしょう。
熟年夫婦、一緒にいると妻は寒さを感じる?
2007年02月12日23時28分
熟年夫婦の妻は、夫と一緒にいると寒さを感じる? エアコン大手のダイキン工業が、結婚して20年以上たつ男女に、2人で過ごす時の「心理的な体感温度」を聞いたところ、妻の4割が気分を害すなどして「下がることが多い」と答えた。夫の方は約2割にとどまっており、大量退職を迎える団塊世代の男性としてはちょっと気になる結果になっている。
下がったと答えた妻の理由としては「自分の自由時間が減る」「嫌な面が目につく」「ストレスがたまる」などが上位を占めた。同社によると、体感温度は気温や湿度、風のほか、精神状態も影響するといい、気分が悪くなると、体感温度が下がったと感じるようだ。
一方で、結婚3年未満で「新米夫婦」といえる男女にも同じ質問をぶつけたところ、ともに約9割が「上がる」と答えた。こちらはやっぱり、熱々ぶりを反映した結果か。上がる理由としては「安らげる」「楽しい」が多かった。
アンケートは首都圏と関西圏の、54〜62歳と26〜33歳の既婚男女、計400人にインターネットを通じて聞いた。
老後に夫と同居→妻の死亡確率2倍
2007年01月29日03時00分
老後に夫と暮らすと、妻の死亡リスクが約2倍に高まる――。そんな調査結果を発表した愛媛県総合保健協会の藤本弘一郎医長が愛媛医学会賞に選ばれ、28日に松山市で授賞式があった。藤本医長は「夫が日常生活の多くを妻に依存している高齢者が多く、肉体的にも精神的にも妻には夫の存在が負担になっている」と指摘している。
調査では、96〜98年に松山市に隣接する旧重信町(現・東温市)で、60〜84歳の男女約3100人に配偶者の有無や喫煙習慣、糖尿病や高血圧の治療歴など17項目を答えてもらった。
約5年後の01〜02年に対象者の生死を確認。調査中に死亡した男女計約200人と生存していた約2900人を比べ、配偶者の有無などが死亡に与えた影響を60〜74歳と75〜84歳(いずれも96〜98年当時)で分析した。
その結果、75〜84歳では、女性は夫がいる方が、いない場合に比べて死亡リスクが2.02倍に高まった。一方、男性は妻がいる場合、いない場合に比べて0.46倍に下がっていた。60〜74歳でも同様の傾向が見られたという。
藤本医長は「夫の依存が妻に負担をかけている一方で、妻に先立たれると夫は身の回りのことを助けてくれる存在を失い、逆に死ぬ危険性が高まる。夫が家事などを覚えて自立することが大切だ」と話す。