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小松亀一法律事務所は、「交通事故」問題に熱心に取り組む法律事務所です。

交通事故医学の基礎等

「人体解剖ビジュアル―からだの仕組みと病気」紹介

○「取扱困難事案及び解剖学参考文献紹介」で交通事故事案では人体構造を勉強する必要が多く生じ、素人向け解剖学参考文献として、@講談社発行「からだの地図帳」、A医学書院発行「人体の構造と機能」第2版、B医学芸術社発行「人体解剖ビジュアル」を買い込んで必要部分を読み込んでいると記載しました。

○私の取扱事案で特に難儀している4歳で交通事故に遭い脛骨・腓骨の下方3ぶんの1を骨折し、事故直後、12歳、26〜27歳と3回手術をして最終的に28歳で偽関節・内反変形等で自賠責から後遺障害第7級を認定された事案があります。

○この事案では脛骨・腓骨と距骨・踵骨(かかとの骨)・距腿関節等の仕組みの理解が必要で、その説明図が上記3冊の素人向け解剖学参考文献の内B医学芸術社発行「人体解剖ビジュアル」が一番判りやすかったためこれを2冊購入して事務所と自宅に置いて時々眺めています。

○この書籍の末尾に「からだのデータ」のまとめがあり、このまとめを更に短くまとめて私の備忘録として残しておきます。以下の数値は成人の場合の平均です。
・細胞−大きさ10〜30μm(1μmは0.001mm)、約200種類で60兆個
・骨−200個で体重の約18%、筋肉−約400個で体重の40〜50%
・心臓−250〜300g、心拍数−60〜80回、正常血圧−上120〜130・下60〜85
・血液−体重の7%、骨髄−2600g、脾臓−100〜200g、毛細血管−5〜10μm
・気管−10〜12p、気管支−右2.5〜3p・左4〜5p
・肺−右3葉350〜450g・左2葉250〜300g、呼吸数16〜18/分
・全肺気量−4000〜6000ml、肺活量−2500〜4000ml、1回換気量−350〜500ml
・歯−32本、門歯から肛門−9m、食道−25p、胃−男性1.4L・女性1.3L
・小腸−6〜7m、大腸−1.6m、肝臓−約1200g、膵臓−65〜160g、胆嚢−30〜40ml
・腎臓−1個約130g、尿細管−4〜7p、尿管−約28p、膀胱−約500ml、
・尿道−男性16〜20p・女性3〜4p、尿−800〜1600ml/日・5〜6/日
・大脳−1300g、小脳−130g、脳細胞数−約140億個、脳神経数−12対
・脊髄神経数−31対(頸8対、胸12対、腰5対、仙骨5対、尾骨1対)、脊髄−40〜45p(脊柱の2/3)
・脳脊髄−全量100〜150ml・脳血流量700〜800ml/分、睡眠−成人7〜8時間・高齢者5〜7時間
・皮膚−厚さ1〜4o・全身面積1.5u・寿命4週間、フケ・垢6〜14g/日、
・成長−毛髪0.3o・爪0.1mm/日
・眼球−直径24o・重さ約7g、視力基準値−1.0〜2.0、眼圧−10〜20oHg
・耳−外耳2〜3p・中耳9o・内耳2p、聴力基準値−20dB以内、可聴範囲16〜2000Hz/秒