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小松亀一法律事務所は、「男女問題」に熱心に取り組む法律事務所です。

性問題

男性の脳味噌は“名前をつけて保存”、女性は“上書き保存”

○自称男女問題専門家で、当HP「男女問題」コーナーは、相変わらずGoogleで「男女問題」のキーワード検索をかけると約35万件の関連HPが出てくるところ、トップに出て来ます。お陰様でHPを見ての男女問題の相談は多いのですが、男女問題と言っても私の場合は、あくまで法律問題としての男女問題専門家であり、恋愛・性問題としての男女問題専門家ではありません。この分野については経験乏しく、到底、専門家と自称できるようなレベルはありません(^^;)。

○ただ人間性全般というか、「人間とは」との観点から、男女の思考法等の違いを良く認識しておかないと法律問題の解決もうまく行きませんので、「人間としての男女の違い」等についての勉強が必要です。男女間の紛争解決手段としての法律も、あくまで紛争解決の一基準に過ぎず、最終的には、紛争を解決するのは、人間の「こころ」に尽きるからです。

○「女の潔さと男の諦めの悪さはどこから来る」に、「女に比べて男は何と未練たらしい」と感じることを記述していましたが、逆に言えば「女は男より遙かに決然としている」と感じることが多く、男性と女性はそももそ生物学的な脳構造そのものに違いがあるのではとも思っております。特にDV事件などでは、DV夫は、妻だけでなく妻の側についた弁護士まで逆恨みして、逆恨みされた弁護士が犠牲になる極端な例もあり、弁護士業界では、特にDV事件は要注意とされています。この弁護士まで逆恨みする例も、女性より男性の方が圧倒的に多いと感じております。

○どうも男性は、過去にいつまでもこだわり、過去に受けた恨みも長く保存しがちです。この状態をうまく説明する表現として、表記「男性の脳味噌は“名前をつけて保存”、女性は“上書き保存”」との言葉は、「ストーカー防止のため別れた夫に女の子を紹介する元妻」とのニュースの中で発見しましたが、男女の違いを表す的確な表現と表現と感心しました。

○なお、私は離婚を申し出る側の依頼が多く、且つ、どういう訳か最近は男性側の離婚申出を連続して取り扱いましたが、離婚を拒否する側が女性の場合、その拒否理由は殆どが金銭問題で、十分な金銭補償を提示すると解決します。ところが、女性からの離婚申出を拒否する男性の場合は、殆どが女性に対する未練のように感じます。特に親権を巡る争いでも、親権は一種の口実でありその実妻に対する未練が透けて見える事例が多く、ここでも男性の未練たらしさを感じてしまいます。男性としては、女性が別れを決意した場合、自分のことは「上書き消去」されて女性の気持の中では、過去の繋がりは跡形もなくなっており、そんな女性に未練を持つことは、実に無駄で馬鹿馬鹿しいことだと自覚する努力が必要と思うのですが。

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ストーカー防止のため別れた夫に女の子を紹介する元妻
※週刊ポスト2011年2月18日号

円満離婚では、別れた後もお互いに相手のことを心配し、世話をやくのも珍しいことではない。なかでも多いのは、「私は新しい相手を見つけられるけど、私に捨てられた夫は、このままでは一生一人かもしれない」と、妻が夫に新しい彼女を紹介するケースだ。

 ただし、その陰にあるのは元夫への思いやりばかりではないという。

「自己防衛の意味もあるんです。ストーカーみたいになられると困るし、別れた旦那が元妻に復縁を迫って、刃傷沙汰になるケースもあるので怖いでしょ。でも、旦那に新しい相手ができれば、そういう心配もなくなりますから」(作家・内藤みか氏)

 離婚後、相手に未練をもつのはもっぱら男性側だと、離婚式プランナー・寺井広樹氏も語る。

「一般に、男性の脳味噌は“名前をつけて保存”、女性は“上書き保存”といわれています。男性は後を引くものですが、女性は終わったことに対しては割とあっさりしています」。 元夫に新しい彼女をあてがうのも、サッサと“上書き”したからなのだろう。