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小松亀一法律事務所は、「男女問題」に熱心に取り組む法律事務所です。

東京家庭裁判所講演録

自己紹介−得意技と特徴

先ず、簡単に自己紹介させて頂きます。

弁護士ですと自己紹介すると、先生のご専門は何でしょうか、何が得意でしょうかとよく聞かれます。
私は、得意なものはサッパリありませんが、しいて挙げれば「女房に逃げられ、納得できず悶々としている亭主を、逃げられた訳を納得し、逃げた女房を諦めて頂くことくらいです。」と答えております。

弁護士1万8000名居ますが、おそらくこの技術では、私はトップクラスでしょうと、自負して見せます。その自信は何から来るかというと、やはり、私自身が17,8年前になりますが、女房に逃げられ納得できないと悶々とした経験です。これから徐々にお話ししますが、こんな真面目な良い男を捨てて逃げるなんてとんでもない女だと逃げた女房を怨み続け、数年間、考え続け、その結果、逃げられるには理由があると言う、当たり前のことを発見するに至りました。

又、こんな自己紹介もします。
私は、兎に角、根に持つ人間です。受けた恩義は直ぐに忘れ、受けた怨みはシッカリと心に刻んで、子、孫と伝えて百年に渡って祟ります。それから、自己に甘く他に厳しくをモットーにしており、自己のミスは棚に上げ、他人のミスは徹底的に責めます。
これは、笑いを取る目的もありますが、50年の人生と、20数年の弁護士稼業で人間の本質と実感し、これが俺の本質ですと自信を持って紹介しております。

一応扱う事件の紹介をしますと、好きな事件は借金整理事件と男女問題事件ですとも答えます。借金整理は、負債総額数千万円から精々2,3億円位の中小企業倒産の任意整理事件が好きで、好んでやっております。勿論、数十億、数百億の大きな事件もやってみたいのですが、いかんせんそんな大きな事件は声がかかりません。

中小企業の倒産は、色んなタイプがあり千差万別人間模様を見ることが出来、大変、勉強になります。倒産整理も男女問題も、いずれも人間関係が崖っぷちに立たされており、人間模様観察出来ることで好んでやっております。残念ながら余りお金にはならず、いつまで経っても貧乏弁護士から脱却できませんが。